ヒョンなことから
ホームセンターで
「花

その昔…
若かりし頃
「咲いてるサボテンの花を枯らせたオンナ

さすがに
枯れているサボテンを見て
「私に植物を育てる資格はない」と
心に誓ったのであった…

あれから
幾星霜…。
必要に迫られて
ホームセンターで500円以下の花を
テキトーに買ってきた訳です。
買ってきた花々たち…
(名前は… 忘れました




知ってる名前を見つけ
唯一1000円以上かけて買ったのが…
ジャスミン


そりゃー
買ってからというもの
「今度こそ
大事に育てて
蕾も咲かせてみせるもん

「サボテンを枯れせたオンナ」の汚名を
返上すべく
朝に晩に水をやり

夜には玄関に入れる過保護ぶり

なのに…

一番楽しみにしていた
この花

買う時に蕾がたくさんあったので
蕾が開くのを楽しみにしてたのに…

10日たっても
硬く閉じた蕾は
まったくもって変化なし
握りこぶしのように
頑なに開く気配がないのであった


はぁーぁ…

頑なに開かない蕾をみて
だんだんテンションが下がり


あんなに気をかけたのに…
なんで咲かないのよん

今度は
「今にも咲きそうな蕾を枯らすオンナ

になるのであった…

水だぁー

日光だぁー

肥料だぁー

植え替えだぁー

わかんないし

ぶちと付き合うよりめんどくさいっ

ヤメた

私には向いてないっ

この年になって
花からも裏切られるなんて
悲しすぎるぅー

(って、特にぶち以外に
誰にも裏切られてないけど…)
プチっと愛情の糸が切れ
「勝手にシロー

放置プレーに入ったのであった…
それからというもの
朝に義務的に水をあげて
あとは見ない振りして過ごした数日。
そしてつい先日…
朝 玄関から出ると
足元に赤いものが…
ふと見ると

ナ・ナ・ナント

母の日のカーネーション
これまた 同じように買った時に咲いていた以外
一切の蕾が茶色くなってミイラ化しちゃたので
玄関横に置きっぱなしにしていたもの
がぁー

花が咲いてるじゃーありませんかっ



なによ

なんなのよっ


私が気を遣って
水をあげたり世話をしてる時は
枯れたようになってたクセに
放置したら咲くなんて

なんたる嫌がらせだぃ

「なんにもしない方が花が咲くオンナ

になっちゃったじゃないかいっ

私のあの愛情はなんだったんだぁー

無償の愛は報われない…


たしかに…

ぶちへの無償の愛も
いまのところ
まったく報われてないし…

すると…
かるーく落ち込む私の膝に寄り添い
なぐさめてくれるの?
ぶちーっ

私の育て方は間違ってなかったのねっ


はぁーぁ…

花もぶちも
育てたように育つのね

愛情過多はロクなことがない…

勉強になりました

ポチッといっぱつ

お願いしまっす…

ココです




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